反転を表すローソク足として代表的な『はらみ足』と『つつみ足』ですが、
複数本のローソク足から構成されており、
プライスアクションを読み取る上でも重要なローソク足です!
その『はらみ足』と『つつみ足』を応用することで
高勝率なポイントを探すことができます。
ということで今回は『はらみ足』と『つつみ足』を応用した
高勝率なポイントについて勉強していきましょう!
スポンサーリンク
『はらみ足』と『つつみ足』の背景にある市場心理とは?
反転を示す代表的な『はらみ足』と『つつみ足』ですが、
複数のローソク足から成り立っています。
なぜ『はらみ足』と『つつみ足』が反転を示唆するか?
これは元になる複数のローソク足を合わせて1本にすると、
どちらもピンバーの形状になり反転を示唆する形状になるからでしたね^^
詳しくは前回記事をどうぞ
⇒複数本のローソク足でプライスアクションを読み取る方法とは?
ピンバーは動いた価格を逆方向に押し戻して出来るローソク足の形状で、
反転になる可能性が高いローソク足です。
ピンバーを詳しく⇒ピンバーとは?ローソク足のヒゲと実体のバランスが重要!
ピンバーを始め反転を示唆するローソク足は、
トレンド方向に動いていたローソク足が
逆方向に大きく反発を受けたために出現します。
そこでプライスアクションを見た場合、
反発した価格付近に逆方向の大きな力が働いていることがわかります。
反転を示唆するローソク足パターンが出現した場合、
まずは出現位置が高値や底値付近かどうかを確認し、
1回以上反発を受けているポイントかどうかをチェックする必要があります。
高値や安値付近でなければ反転しない可能性がありますので
よくチェックしていきましょう!
『はらみ足』と『つつみ足』の応用で高勝率なポイントを見つける方法とは?
『はらみ足』と『つつみ足』はどちらも
2本のローソク足から成り立っていましたが、
2本のローソク足だけで判断した場合、
ダマシにあう可能性が出てきます。
ではいかにダマシを減らしていくか?ということですが、
さらに複数のローソク足を見ていくことで可能になります。
それでは順番に『はらみ足』から見ていきましょう!
『はらみ足』の応用とローソク足の組合せ
まずははらみ足の復習からです(=゚ω゚)ノ
はらみ足を1本にすると綺麗なピンバーになるのがわかりますね。
続いてもう1本ローソク足を追加した
3本からなるはらみ足を見てみましょう(=゚ω゚)ノ
3本目が入ることにより反対方向の力がさらに加わった形となり、
2本の場合よりも強い反転を示しているのがわかると思います。
はらみ足はどちらかというと反転よりはレンジ相場のもみ合いのイメージになりますので、
母体となっている一番大きなローソク足をどちらにブレイクするかを見てから
エントリーするとより精度の高いエントリーが出来ると思います。
実際のチャートで確認してみましょう!
赤い四角で囲った部分に3本のローソク足からなる
はらみ足パターンが出現してます。
よく見てみるとその後の2本も1本目の陰線に含まれており、
ローソク足5本からなるはらみ足となってます。
はらみ足に含まれる5本のローソク足を見ると
ローソク足実体の上値を基準とした三角持ち合いになっているのがわかります。
その次の黄色い丸で囲ったローソク足ではらみ足の上値をブレイクし、
いったん戻したものの上昇トレンドへ移行しているのが読み取れますね^^
はらみ足は底値付近のレンジ相場で出現しやすいのも特徴なので、
はらみ足が出現したポイントで反発が確認できる場合、
はらみ足のブレイクを狙うと高勝率なトレードが出来ると思います。
それでは続いて『つつみ足』を見ていきましょう!
『つつみ足』の応用とローソク足の組合せ
まずはつつみ足の復習からです(=゚ω゚)ノ
つつみ足は直前のローソク足を大きく包み込むのが特徴で、
どちらかというとブレイクに近い印象ですね^^
今までの動きを全否定する組合せのため、
より強い反転を示唆するのがわかると思います。
続いてもう1本ローソク足を追加した
3本からなるつつみ足を見てみましょう(=゚ω゚)ノ
こちらははらみ足とは異なり、
直前2本分のローソク足を1本のローソク足が包み込んだ状態です。
2本分の陰線(売り勢力)を1本の大陽線(買い勢力)が
大きく上回ったことを表しています。
2本のつつみ足よりもさらに強い反転を示すのがわかりますね^^
先述の通り、つつみ足は直前の値動きを全否定する形になりますので、
ブレイクとして見たほうが良い形状です。
当然ブレイクした方向に強い力が働いているので
その方向についてエントリーすると高勝率になると思います。
こちらも実際のチャートで見てみましょう!
こちらでは3本からなるつつみ足が3回出現しているのがわかります。
1回目の赤い四角で囲った部分で1回目のつつみ足が出現し一度上昇し、
さらにつつみ足が2回出現して再度大きく上昇しています。
2回目と3回目をよく見てみると同じ安値がサポートラインとして機能しているので、
さらに強い転換ポイントであるのが見て取れます。
つつみ足も同様に底値や高値圏で出現することで初めて効果を発揮します。
最低でも1回は反発しているポイントで出現しているかどうかを確認してから
エントリーするとより勝率の高いポイントでのエントリーが可能になります。
また3本目に使っているローソク足は陽線か陰線かは問いません。
あくまで母体になる大きなローソク足(マザーズバー)の
実体を超えていないかどうかをチェックするようにしてください(=゚ω゚)ノ
ということで今回はつつみ足とはらみ足の応用で
高勝率なポイントを見分ける方法について勉強してきました!
3本以上のつつみ足やはらみ足は信頼度が増しますが、
出現する位置やローソク足に含まれる市場心理を
しっかり理解したうえでエントリーをする癖を付けていきましょう(=゚ω゚)ノ