ローソク足で有名な形の一つピンバー(Pin Bar)ですが、
相場が反転するときのサインとして見る場合が多いです。
ピンバーに隠れている相場心理を学んで
どのようなポイントで機能するのかを
しっかりと学んでいきましょう(=゚ω゚)ノ
ピンバー(Pin Bar)とは?
まずピンバーですが、一般的な形はこんなやつですね(=゚ω゚)ノ
ピンバーの語源ですが、童話で有名なピノキオから来ています!
長いひげがピノキオの鼻に似ていることから
ピノキオバー(Pinocchio bar)と呼ばれてます(=゚ω゚)ノ
言われてみれば確かにピノキオみたいです(笑)
ピノキオバーが省略されてピンバーと呼ばれるようになったそうです!
ピンバーに隠れている相場心理を知ろう!
ピンバーがどんなものかわかったところで、
ピンバーが形成されたプライスアクションを読み取る必要があります。
陰線での説明になりますが、陽線では考え方が逆になりますので
実際に考えてみてくださいね(=゚ω゚)ノ
ピンバーから読み取れる相場心理ですが
大きな買い勢力によって価格が上昇した直後に
大きな売り勢力によって価格が下降したということが読み取れます。
『大きな買い勢力』<『大きな売り勢力』という状況を考えると、
今まで買い優勢だった相場が売り優勢へと転換する可能性が出てきます。
ピンバーが転換のシグナルと呼ばれるのは
上記のような相場背景があるからなんですね。
ピンバーは実体とヒゲのバランスが重要!
それではどのような形がピンバーと呼ばれるのかを見てみましょう!
ピンバーと呼ばれるものは赤枠で囲ったローソク足を指します。
黄色の枠で囲ったものはローソク足の実体が小さいため
同時線とみなすことができます。
青色の枠で囲ったものはローソク足の実体に対して
ヒゲの長さが十分ではないため
トンカチなどに近い形となります。
ピンバーの定義ですが、
①ローソク足の始値と終値が近い
②ローソク足の実体部分が全体の3分の1以下
③ローソク足のヒゲ部分が全体の3分の2以上
となります。
図で見るとこんな感じですね(=゚ω゚)ノ
上記条件を満たしたものをピンバーとして
実際のチャートでも確認してみてくださいね!
ピンバーで相場が反転するための条件は?
実際にピンバーが出現したからといって
すぐに逆張りでエントリーすれば当然逆行するケースも出てきます。
ここでは反転するための条件を考えていきたいと思います(=゚ω゚)ノ
1.使用する時間軸をチェック
1分足などの超短期足ではノイズが多く、
ピンバーが反転のサインとして機能しないことが多いです。
実際にチャートを見るとわかるかと思いますが、
ヒゲだらけのローソク足が並んでいるはずです。
テクニカル指標は時間軸が大きくなればなるほど
安定した動きになっていきます。
ということで1時間足から日足などの
大きな時間軸で出現した場合が重要となります(=゚ω゚)ノ
2.ピンバーの前後でのトレンド状況をチェック
ピンバーはこれまでに説明した通り、
現在の強い勢力と反対の強い勢力が出てくるために
発生するローソク足です。
反転のサインとして見る場合ですが、
現在のトレンドに逆行するポイントで出現する方が強いですよね(=゚ω゚)ノ
実際のチャートで確認してみましょう!
これは4時間足のEUR/USDの過去チャートですが、
綺麗な上昇トレンドを描いていたところに
上ヒゲの長い陰線のピンバーが出現し、
その後下降トレンドに転換されたところです。
ちなみに反発を受けたラインは1.17000付近で
週足レベルで意識されているポイントでした。
ここまで綺麗なものはなかなか出現しませんが、
こういうポイントでピンバーが出現すると転換の可能性が高いので
節目となる価格などで出現した場合は反転する可能性を疑いましょう!
ということで今回は反転の可能性を示唆するローソク足である
ピンバー(Pin Bar)について解説しました(=゚ω゚)ノ
出現場所やヒゲや実体のバランスなども重要ですが
マスターすればピンバーだけでも勝てるようになります!
過去チャートをみてしっかりと勉強していきましょう!