FXで最も有名なインジケーターである移動平均線ですが、
レジスタンスやサポートなどの抵抗線の役割のほかに、
トレンド相場かレンジ相場を見極めることも可能です。
注目するポイントは移動平均線の『傾き』です!
ということで今回は移動平均線を使った、
トレンドとレンジ相場を見極める方法について勉強していきましょう(=゚ω゚)ノ
移動平均線でトレンド相場かレンジ相場かを見極めるには?
移動平均線は価格と非常に密接な関係を持つインジケーターです。
移動平均線からかけ離れた価格は移動平均線へ戻ってきたり、
逆に価格が移動平均線を大きく抜けていくと価格について行ったり、
移動平均線がレジスタンスやサポートラインとなったりと
価格とは切っても切れないインジケーターです。
移動平均線は価格の動きを平均化してなだらかにしたもので、
大まかな現在の相場の方向性を視覚化することができます。
それではどうやって移動平均線を使えば、現在のトレンドがわかるのでしょうか?
そこで重要になってくるのが移動平均線の『傾き』です!
移動平均線の傾きは計算式でもわかる通り
N日間の価格の終値をN日間で平均化したものです。
計算式はコチラ⇒移動平均線と価格の関係は?計算式を理解しよう!
『平均した数値=傾き』となるため、
傾きが0に近くなれば値動きがない状態⇒レンジ相場
傾きが大きくなれば値動きがある状態⇒トレンド相場
と判断することができます。
それでは実際のチャートで見てみましょう(=゚ω゚)ノ
今回表示させている移動平均線は20期間の単純移動平均線です。
【レンジ相場】
レンジ相場の場合、移動平均線がほぼ横ばいで、
価格と移動平均線が交わっているのが特徴です。
【トレンド相場】
トレンド相場の場合、移動平均線が大きく傾斜し、
価格が移動平均線と交わることが少ないのが特徴です。
強いトレンドの場合は移動平均線から価格が大きく離れるか、
移動平均線で抵抗を受けて反発しているのがわかるかと思います。
今回は下降トレンドですが、上昇トレンドの場合は逆になります。
単純移動平均線以外の移動平均線をいれるなど、
実際のチャートで検証してみてくださいね^^
ということで今回は移動平均線を使った
トレンド相場とレンジ相場を見極める方法について勉強してきました。
1本の移動平均線を入れるだけで相場環境を視覚化できる
非常に優れたインジケーターです!
インジケーターは計算式を理解し活用することが重要ですので、
しっかりと理解していきましょう!